2017-06-23 Fri
こんな休日・・・夢ですかね。ちょっとだけ、ビールに酔い、爽やかな風に吹かれ、いつの間にか読んでいた本を顔にかけ、居眠りするんですよ。
ふと、目を覚ますと、見たこともないような蝶々が弱々しく、ひらひらと見たこともないような花の上を飛んでいるんです。
はいはい、もちろん、妄想ですからね。
いや、蝶々はホントよ。

さて、本を読むのも疲れたし、少し歩いてきますか。
木陰の白いベンチと煉瓦の道に薄緑の葉っぱの隙間からふりそそぐ陽の光が優しくって、思わず心の奥底から息を吐きだすんです。

日頃、溜め込んでいた得たいのしれない汚れた息は、吐きだされた瞬間、浄化され、天に昇っていくのが見えるんですよ。
樹木は樹木で、言葉もなければ、意思もない。
いやいや、それは大ウソですからね。

酔っているわけではありません。
妄想の世界に入り込んだわけでも、夢の世界に入り込んでいるわけでもありません。
「ほらほら、急ぐ必要はないでしょ」
そう、木々が耳元でささやいているのが聞こえませんか。
きっと、ひとはそんな会話のできることを、とうの昔に忘れてしまったのでしょう。

森に住む鳥や虫や動物たちはきっとこの森の木々と会話して、共存、友、そしうしてお互いを認め合っているのでしょう。
で、なければ、切り倒された木々の敵を討ちに、命を懸けて動物たちが人間世界に討ち入ることなどしないでしょう。
ひとだって自然を認め、真綿よりもっと優しい心があればきっと木々のささやきが聞こえるはず。

だけど、人の生きる社会の空気に含まれた毒は、真綿の心をただの石ころにしてしまうのです。
いちど固まってしまった石ころの心は、ぶつかりあい、少しずつ砕け、砂でよごしながら小さく小さくすり減っていくのです。
それを”丸くなった”と比喩して体裁を保っているけど、それはただの崩壊への一歩に過ぎないのですよ。

森は泣いている、悲しんでいる、友をなくし、嘆いている。
なのに、ひとは森を求め、森は真綿のひとを求めている。

表向きだけは・・・。
はっはは、どうしたんだろう、、、ワタクシ、、、酔っているのでしょうか。
ハイ、ふかいみどりに酔わされてしまったようです。。。わ。
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