2016-12-25 Sun
2016 クリスマスの楽しみ方 その2いやぁ、ケーキ屋さん巡りって楽しいねぇ。
でも、なんでケーキを食べるんでしょう?
ここで少しうんちくを、ね。
クリスマスってキリストの誕生日って言う事は誰でも知っているでしょう。
だからケーキを食べるの。

バースデイケーキなわけ。
簡単な理由なのよ。
それじゃそのバースデイケーキって何じゃろ?
これが実にややこしい。

この起源を辿ると古代ギリシャまで遡るのよ。
古代ギリシャ人は月の神”アルテミス”の誕生日にケーキとキャンドルを供え祝い、後にみんなでそのケーキを食した。
キャンドルのひかりは月のひかりに見立てられ、その煙は天井の神々に皆の願いをとどける役目を成しているそうな。
現在のキャンドルの火を吹き消す風習は願い事を叶えるための儀式だったのよ。

(画像はお借りしました)
その古代ギリシャ人の儀式はやがてドイツに伝わり、悪魔に乗り移られぬようにと一晩中あかりを絶やさぬようキャンドルをつけていたとも言われている。
古代ギリシャ人の作るケーキはこの時から円形、又は三日月の形をしていたそうで、この時からすでにケーキはそんな形をしていたんだね。
ただし、このアルテミスの誕生日に関しては様々な説があり定かではない。
古代ギリシャの暦自体が今の暦とは違い、はっきりしないらしい。
そんなバースデイケーキはキリストの誕生日でも例外なく受け入れられたわけで、そんな理由からクリスマスにはケーキとなったわけ。
日本におけるクリスマスケーキはちょいと調べたところによると、1922年(大正12年)に初めてあの不二家がその形を作ったそうな。(バースデイケーキ自体は第二時世界大戦の戦時中にGHQがもたらしたらしい)
不二家って1910年(明治43年)の創業だって言うからそれも驚きだよね。

(画像はペコちゃんHPよりいただきました)
この大正12年は江崎グリコも創設された年だったんだって。
空前のお菓子ブーム?(笑)
スポンジケーキにクリーム、そして砂糖菓子のサンタやツリーのトッピングってその頃からあったってすごいじゃん。
やるな~不二家。
こうして現在のクリスマスケーキの地位が確立された訳だけど、それじゃぁチキンは、ってなるでしょう。
ついでだから、チキンも行っちゃおうか。
こっちはもっと歴史は浅い。
と言っても、西洋人がアメリカに渡った頃のお話だから、それはそれなりに古いお話だよ。
誰でも知っているでしょうが、ここで登場するのが七面鳥なのよ。
冬を越すのに苦労をしていたい移民西洋人たち。
その西洋人に原住民がローストした七面鳥を贈ったというのがそもそもの始まりなんだって。
日本でも七面鳥を食べてはいたらしいけど、本格的にチキンを食べる風習は1970年、KFCが東京青山に1号店を出店したところから一般的な家庭でも取り入られてきたの。
”クリスマスはフライドチキンで”、とキャンペーンを打ち上げた1974年(昭和49年)、これが大当たりした訳ね。

この年は色々なことが起こってるよ~。
セブンイレブンの1号店が開店したとか、ガッツ石松がチャンピオンになったとか。。。
それ以上に有名なのが、「我が巨人軍は永遠に不滅です」
このセリフ、そう長嶋茂雄が引退した。
この名言は福沢諭吉先生の「天母人の上に人をつくらず 人の下に人をつくらず」のお言葉を知らない人だって知ってる(笑)
一万円の人よりも有名!(爆)

おっと、話が飛んじゃった。
でもさ、ワタクシ、考えるのよ。
こうして考えてみると、クリスマスもバースデイケーキもチキンさえも元をたどれば日本人としてはちょっと遠い存在、なわけよ、理由としてはね。
でもいいのさ、日本人は。
だって、お祭りなんだもん、クリスマスって。
そこに西洋も宗教も関係ない。

「和」を重んじる日本人という人種はそこに隔たりを、壁を築いちゃいけません。
世界各国、多種多様な人種との融合がこの国の目指すところ。
だって戦争によってその痛みを嫌と言うほど味わったのもこの国民でしょ。
壁を乗り越えてこそ、平和が成立するの。
その昔、戦国時代のお話だけど、キリシタン武士がいた時代の戦にだって、この日だけは「クリスマス休戦」がこの国にも存在していたって。
ほら、そんな頃にも本当は戦なんかよりも、もっと大切に思っていたことってあったんだよ。
もっともっとそんな気持ちが発展すれば戦争もテロもなくなる、かもしれないのにね。

だって、それをキリスト様もギリシャ神話の神々も、そして人類皆それを一番望んでいることでしょう?!
ほら、人間にとって最高のプレゼントとか願いとか、それはちょっと気取って言えば「愛」なんだよね。
”愛は人類を救う”
そんなことを夜明けのクリスマスの朝に思うワタクシメでございました。
ちゃんちゃん~♪
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