2016-04-26 Tue
何気ない風景にドラマを想う。JR深谷駅。
午前10時。
出勤ラッシュの時間もすぎ人影も少ない。
静かな時間。

何やら今年も花のイベントが開催らしく、美しいポスターが辺りの雰囲気を華やかにしている。

花と言えば綺麗に整えられた植込みの赤がやけに鮮やかで、雑踏へと変化するであろう早朝や夕刻の時間にひとつのアクセントとしてそれぞれの人の目に映し出されるに違いない。

いつも綺麗に清掃された小さな広場。
ポツンと開いた空間は時間を止める。
ベンチに腰掛け約束の時まで待つことしばし。
今では珍しくなった公衆電話をぼんやり見つめていると、きっと昨夜もこの公衆電話から連絡を入れる訳アリの人々の影が浮かびあがる。

訳アリの恋人たち。
ほろ酔い加減のサラリーマン。
充電の無くなった電話を握りしめた高校生。
それぞれがそれぞれの事情を抱えてこの公衆電話の扉を開く。
ドラマはそんなところにもあるんだ。

駅前広場、午前11時。
待ち人はまだ来ない。
(な~んてね。。。でも、こんなお話もたまにはいいでしょ⁈ 笑)
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