2023-03-27 Mon
氏邦さんのさくら。鉢形城の谷を越えると見えてきますよ。
巨大エドヒガンザクラの巨木。
その名も「氏邦桜」
氏邦とは北条氏邦のことで、この鉢形城の城主だったひと。

この氏邦桜は一度切り倒された株に12本の新芽がついて、それが育ったものだそうです。
だから何本かの巨大な枝からできている。
元々エドヒガンザクラって長生きなんですよ。
だから方々に巨木があるんですね。

ソメイヨシノみたいに病気や害虫に弱さを見せるものと違い、野生種、、、各地に名物になっているものが多いとか。
そもそも、ソメイヨシノの片親なんですけどね。
だから花はよく似ているよ、色とかね。
もう片親はオオシマザクラ。

彼岸頃咲くエドヒガンとそれよりもグッと遅れて咲くオオシマザクラの交配種だから、その中間に咲くのよ、ソメイヨシノは。
しかし、デカいねえ。
雑草が地面を緑色にしているし、空は青いし、そのコントラストがたまんないね。
この桜を見に多くのひとがこの公園に訪れるんだ。

お弁当を広げてお花見、と言う訳にはいかないけど、清々しい気持ちになるわな。
う~ん、空気は良いし、温かくなったし、、、マイナスイオン出まくり感たっぷり。
こんな巨木を見ていると心洗われるわ。
それに、夜になるとこの桜、ライトアップされるみたいね。

その姿も見てみたいけど、、、もしライトとか無かったら逆にちょっぴり不気味な感じがしちゃうかも。
暗闇の中に甲冑をまとった落ち武者、、、、ぎゃ~!(笑)
いやあ、あるかも。
ほら、ここは秀吉軍との戦があった土地だから。

氏邦さんはこの鉢形城を守り通したみたいだけど・・・。
ちょっとまって。
どうも氏邦さんって言いづらくないかい?
氏邦さん、幼少のころは新太郎と名乗っていたそうな。

だったら新太郎桜でも良いじゃん。
威厳と言うものが感じられなくなっちゃうかな。
でも石原慎太郎の慎太郎じゃないけど、何となく頑固そうでそれもアリじゃね???
そんなエドヒガンの巨木。

他にも何本もあるんだよね。
しかもみんなデカい。
この氏邦桜が樹齢120年とか言う話だから、100年位の木じゃないかな。
いったい誰が植えたんでしょう。

江戸後期から明治にかけて、だよね。
北条さんじゃない事は確かだけど、、、自然に生えたのかなあ。
だとしたら、もっと多くのエドヒガンがあっても良いとは思うけど、それがこの公園だけとなると、やっぱり誰かが植えたのかもね。
こうなると、ソメイヨシノよりも長生きするエドヒガンの木を多く植えた方が綺麗かもね。
う~ん、でもまだお花見をするのには寒いかな。
桜にも色々事情があるんだね。
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