2020-12-22 Tue
かんきつ~♪昨日は二十四節気の「冬至」でした。
夜が一番長い日、それが冬至。
逆に明日から(今日から)、昼間の時間が少しづつ増えていくってっことだね。
大昔からこの日は一番太陽が弱る日って言われていたそうで、この日を「一陽来復」といって、この日から運が上向いていく日とされていたんだって。
そっか、やっと運が上向く、、、疫病退散!
そう願いたいね。
そんな冬至には柚子湯に入り、カボチャを食べるってあるでしょう。

それがこの日の風習ですな。
柚子湯は江戸時代から冬至を湯治にかけて、柚子は融通が効くと、そんなシャレからこのようなことが行われるようになったとか。
だから、融通の効かない堅物ひとは毎日入って下さいね~(笑)

冗談はともかく、柚子湯に入る理由はもうひとつあるんですわ。
お風呂に入るのには禊(みそぎ)と言う意味もあって、邪気を払う目的もあるんだそうな。
邪気は香りの強いモノを嫌うと言われていて、柚子の香りがうってつけだってお江戸のひとはそう思ったんでしょう。
柑橘系の香りにはリフレッシュ効果があるって言いますもんね。
だけど、その前にきっとお江戸のお風呂やさんは色々試したんでしょうね。

ネギを入れてみたり、ニンニクを入れてみたり・・・匂いのきついもの・・・(その当時にあったかどうかは知りませんが)
そんな強烈な匂いが身に着ちゃったら、周りのひとも迷惑するし、”こりゃいいにおいじゃね~か”って言うのがお江戸の人々に受けた。
それが柚子湯だったかもね。
そう、そんな風習はどうやら江戸時代ぐらいから始まったそうですわよ。

暴れん坊将軍や遠山の金さん、水戸の黄門様が湯船につかって”はあ~”って大きく息を吐いたかどうかは定かではありませんがね・・・(笑)
と、いうことで、我が家も柚子湯ね。
今スーパーには柚子湯陽の柚子が専用袋付きで売られているんだよ。

まあ、びっくりするじゃありませんか。
お風呂に入れちゃうには勿体ないぐらいの立派な柚子。
高地産だって。
そっか、坂本龍馬が柚子湯を提案した???
それで高知が柚子の産地に???
そんなバカな~(笑)
お江戸の時代も長かったからねぇ~。
黄門様の時代から坂本龍馬の時代までは200年くらいあるからねぇ。
江戸時代のいつから柚子湯の風習が始まったのか、、、知りましぇ~ん。
ところがね、もうひとつの風習、カボチャは違った歴史を持つんだなぁ。

カボチャを食べる風習って、明治の時代からなんだそうな。
江戸時代にはそんな風習は無かったようですよ。
では、なぜカボチャかっていうと、この当時にはまだ冷凍保存っていう技術はなかったでしょ。
カボチャは自然の中でも3ヶ月、4ヶ月保存がきくんだよね。
だから、こんな冬の季節に緑黄色野菜って無かったし、ビタミン、繊維質をたくさん含んだカボチャを食べて冬を乗り切ろうと、そんな意味で始まったらしいよ。
明治の時代にビタミンがどうだとか繊維質がどうとか分かっていたかどうかは知らないけどさ・・・(笑)
それだけじゃなくって、昔から{ん}の付く食べ物は運盛りって言われていて、運が上向く食べ物とされていたんだって。
だから冬至の食べ物として「冬至七種(ななくさ)」って言うのがあって、七種類の{ん}の付く食べ物を食べると良いって言われていたそうな。
もちろん、カボチャもその中のひとつ。
カボチャはなんきんって言うでしょ。
その他に、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うどんがその七種ね。
うどんかい!
だったら年越しそばになぞらえて、”冬至うどん”って言うのが流行っても良いと思うんだけど・・・そこまで周知されていないってことだね。
うどん屋さん、今がチャンスよ!
来年、この「冬至うどん」を売り込みましょう!!!

そんな訳で、ワタクシは柚子湯に入り、そしてカボチャの煮つけを肴に、レモンを入れた焼酎で晩酌だよ。
レモン、晩酌、ね、、、{ん}が付いているからいいじゃん。(笑)
あっ、そうそう、柚子湯に入る時に「一陽来復」って唱えながら入ると言いそうだよ。
もうそろそろ運が向いても良いよね。
こんなご時世だからこそ、そんな風習で楽しむのも良いかもね。
スポンサーサイト


にほんブログ村