2014-12-25 Thu
空はどこまでも青く、こころは天へと馳せる。
何かと忙しい年の瀬。
車は道路にあふれ、人々は歩みを早める。
世知辛い世間の雑踏を離れ、時にはこんな場所でご会食。
「割烹楓」さん。

最近ではこうした割烹店にお招きされる機会も多く、このお店も何度目かのご来店。
親しんだお店でもそれはそれ。
視点を変えると結構驚きがあったもするのでございます。
もちろんお料理もいつも同じということはなく、そのたびに目新しいお料理が並ぶのですよ。


手際の良い仲居さんがてきぱきと運んでくださるお料理の数々。
それはもう美味でございました。

そして最後に手打ちのうどんと抹茶系のスイーツ。
具だくさんのつけ汁は昔懐かしいお味。
「そういえば・・・」などとあの方とのその昔のことをちょっぴり思い出し、懐かしさに暫し浸ったりするのでありますよ。
ふとあの方の遺影の奥に目をやれば、お見事な襖絵。

そしてところ狭しと飾られた書や絵画の数々。

これはもうただの割烹店というよりも”お食事のできるミニ美術館”
そして歴史的に貴重な資料となり得るだろう渋沢栄一先生のその当時の写真の数々など興味はつきませぬ。
お時間となりお店を出るころには陽も東へと傾き始め、冬至のこの頃の昼間の短さと人の命の儚さを改めて感じさせらたりするのでございます。
ふと空に目をやれば遠くであの方がにこやかに微笑んでいるかのような。。。。。

≪合掌≫
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