2020-04-08 Wed
”音が消えた街” その3遊歩道、、、駅前まで来ても殆ど人通りがありません。
そんなところにまたもやポツポツと。
ここで帰ろうか、、、と思ったけど。。。
しかし、静かです。

街にとって音って大切だなぁ、、、そう思い始めたのです。
例えば、お祭り。
誰も笑わず、話さず、音楽もなく、焼そばを焼く音もなく、、、、走したら何を持って盛り上がることができるでしょう。

例えば映画。
確かにサイレント映画ってあるけど、それは映像の中にそれぞれ観賞している人の心の中に台詞や効果音、BJMなんかが絶対に存在してる。
だから、それぞれの人がそれぞれの見方ができるから面白い。

だけど、まるでゴーストタウンのような街に何を思う?
これは”街”じゃない。
建物の集合体。

ひとが好きなように動くことができて、好きなように買い物をして、密閉も密集も密接もお構いなしに振舞われる。
だから楽しい。
街は楽しいモノなのです。

無言で釣り糸を垂らす釣り人たち。
桜がこんなに咲いているのに、、、釣り人しかいない違和感を感じているでしょう。
去年は花見客がギャラリーとなって、腕前を披露。
鼻高々に大物を釣り上げ・・・それが、この春は・・・。

そこにはきっと音が存在してる。
「うわ、おじさん、すごい~!」
子供が見てたらきっとそう叫ぶ。
ビュンと釣り糸がうなって、ぎゅっと竿がしなる。
ざぶざぶと魚が最後の抵抗。
そんな音の感覚が楽しいんじゃないかな、、、魚釣りって。

何にしても音があるから楽しい。
もし、花が咲く時に音がしたら・・・。
ハスが咲く時に「ポン」って音がするって言うけど、、、そりゃ大袈裟だね。
きっとそんな音はしないよね。

それじゃ、もし、桜が咲く時に音がするとしたら、どんな音を想像する?
プチ?
ポッ?
ピン?
どんな音だろうね。

そんな音が聞こえたら、、、さあ、お花見だぁ~!
飛躍しすぎ!
川のせせらぎ、虫や鳥の鳴き声、子供のはしゃぐ声、お店の方がお客さんを呼び寄せる声。
騒音は嫌だけど、音が欲しい。
音があると元気になれる。

きっと音楽の元ってそんな事なんだろうね。
もっと音のある、楽しい音のある、そんな街に戻って欲しい。
いや、きっと戻るさ、、、きっとね。
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