2018-07-16 Mon
水の怖さを再認識。7月初旬。
北海道、そして西日本を襲った大雨において、潅水による住宅被害、そして濁流に多くの命が奪われました。
被災者の皆様にはお見舞い申し上げますと共に、現在も行方不明になられている方の無事でおられることとと、そして不幸にも命を落とされてしまった方々のご冥福をこころよりお祈りいたします。
さて、その日の天気図を見ますと、今回はたまたま西日本にかかった前線の影響で集中的に雨が降った訳ですが、この雨雲はどこに集中してもおかしくない状況な訳です。

(tenki.comより)
この太平洋高気圧が少しでもズレていたら関東にだって大雨の危険性はあった訳で、たまたま逃れただけにすぎません。
昨年、台風による大雨でこの熊谷スポーツ文化公園のスイレンの池が溢れ、投てきグランドがまるで海になってしまったことを思い出しました。

そこで、その対策として投てきグランド側に1mほどの土手をかさ上げする工事が行われました。

ただ、そこまで水が溜まると言うことは既に排水の機能を失くしているわけですし、やはり投てきグランドには同じように湖になっても致し方ありません。

それよりも、この公園横には星川の調整池大小ふたつがあり、この調整池が溢れてしまったらどうなるのでしょう。
今は今まで想定しないような気象現象により、多くの被害を被っているのです。

それは熊谷市だけに関わらず、どの場所においても被災する恐れがあるわけです。
ただ、このような調整池が近所にあったならそれはやはり危機感を感ずるに違いありません。

その様な危険性がない、少ないことを国土交通省や自治体は説明する必要があるように思うのです。
ワタクシはこの地区に住んでいるわけではありませんが、この調整池にその様な説明がなされた掲示板でもあったなら・・・。

ここに住む住民の気持ちは随分変わると思うのですが。
我が深谷市においても、北に利根川、南に荒川という大河を抱えておるわけで、その支流となる様々な河川が想定もしない大雨によって溢れないとも限りません。
その時に、高台のない深谷中心地より北側の地域に住む住人はどこに避難をしたらよいのか・・・。
防災意識、危機管理とは、今や想定を超えたところで考えなければいけません。
確か、利根川・小山川のスーパー堤防の整備計画が民主党時代から頓挫してしまっている、と聞きました。
それで大丈夫なの?
あとから”遅かった”で済ませられる問題ではない、そう思うのですが。
いかがなものでしょうか。
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