2018-02-01 Thu
何を”いいな”と、思うかだ。。。その4「この玉手箱を開いてはいけませんよ。」
乙姫様の忠告を忘れ、浜辺に戻った浦島太郎は玉手箱を開けてしまいました。

すると中からは白い煙が。

するとあ~ら不思議、たちまち浦島太郎は白髪のおじいさんになってしまいました。

腰をぬかすほどびっくりした浦島太郎。

実は竜宮城ではなれない暮らしのせいで、たくさん飲んだお酒にも酔いしれることができないでいたのです。
もし、飲み過ぎて鉄のカメから落ちてしまったら、一生海の中で暮らさなければならなくなってしまう、そう思うとどうしても酔え切れなかったのです。

村に帰った浦島太郎。
「やっぱり陸の暮らしはワシに合っとるワイ。」
浦島太郎は村の酒場に向かい、再び宴を楽しんだのであります。
からだの芯まで沁み込んでいく酒に、いつしか浦島太郎は夢ごこち。

竜宮城の暮らしとはかけ離れた村の酒場でしたが、それはそれは楽しいものだったのです。

そうして村の夜は、静かに更けて行くのでした。
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