2017-01-26 Thu
「戦国悲哀物語」 その4平家との戦いでの功績にご褒美として朝廷(後白河法皇)から征夷大将軍の称号までいただいちゃった義仲さん。
この頃、「朝日将軍」って呼ばれていたんだ。
義仲さん、絶頂期だね。
でも、またもやここから悲劇が起きるんだよ。
そんな義仲さんの勢いに危機感を感じた朝廷は源頼朝さんに(義仲を討て!)と。
源頼朝さんは弟の範朝さんや義経さんに命じてとうとう義仲さんを討ち滅ぼしちゃった。
ちょっとまってよ。
元々義仲さんのお父さんは頼朝さん、範朝さん、義経さんのお父さんに大蔵合戦で討たれちゃったでしょ。
そして、その子供同士の義仲さんも従兄弟になる頼朝さん達に討たれちゃった。
なんじゃ、それ。
結局のところ、斎藤さんや畠山さんが助けた駒王丸ちゃんは親子二代にわたり義朝・頼朝親子に殺されちゃった訳。
そんなのって悲しすぎるよね。
それだけじゃなくって義仲さんのご子息、義高さんも頼朝さんに討たれちゃった。
元々は従妹同士、なのにそこまでやるか、頼朝さん。
ちょっと鎌倉幕府に不信感が湧いてきたよ。
可愛そうな義仲さん。
だよね。
そんな義仲さんの所縁の名所をご紹介。
ここが義仲さんの産まれた地とされる「班渓二」

とっても静かなお寺さん。

ここには奥様の「山吹姫」のお墓もあるよ。

そしてその近くにある鎌形八幡神社。

この奥に湧き水が滾々と湧いていて、その水を義仲さんの産湯に使ったんだって。

もちろん、その昔は塩ビのパイプから出ていたんじゃないからね。

でもさ、これだけの史跡があるのにもったいないよ、嵐山町さん。
もっと整備して観光資源にすればもっとこの街も活気が出ると思うんだけど。

だけど、ワタクシ個人としてはこの静けさも嫌いじゃないけどね。
ああ、それにしてもこの時代に生まれてよかったよ。

戦国時代、あまりに悲しい時代。

その上にこの国、この時代があるってことも忘れちゃいけないね。
おしまい。
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