2015-05-23 Sat
花袋先生の旅 都幾川編花袋先生が旅に出たその当時が大正の初期。
当然、車もバスも電車も無い。
それじゃどうしたかっていうと乗合馬車だとか。
馬車、馬車ね~。
さぞお尻が痛かったことでしょう。
だって、今のような舗装道路じゃないだろうし、近代的なクッションのある馬車でもなかったでしょう。
飯能ー越生ー小川ー寄居ー長瀞の旅。
結構、距離、ありますぜ、ねえ、だんな。
そりゃ、馬車に揺られてるだけでも疲れますわな。
何度も何度も休まなきゃ馬だってやってられんわ。
きっとお馬さんもこのあたりで一服したでしょう、都幾川。
そうした記載があるかどうかは知るところじゃないけど、越生と小川のちょうど中間あたり。
都幾川とういう川がほんとに綺麗な場所でお馬さんにそのお水を飲ませてあげなさいよ。
ところで今じゃそんな都幾川町には農産物直売場がで~んと控えております。


旅の途中、車の運転にお疲れならどうぞお立ち寄りくださいませ。

しかもここには木工細工や陶器なんかも置いてあっていかにも山間の町って感じで里の道の駅とは全く違った雰囲気。


そう言えばこのあたりには材木屋さんも結構あったりして・・・・うん???・・・・材木屋さんねえ。
あの小川の女郎うなぎの福助さん。
若旦那が女郎さんんを身請けし、その福助さんに預けたってあったけど、もしかしたらこの辺の材木屋さんだったかもね。
まあ、そのくらい林業で生計を立てている人が多く、そのくらい山が多いという土地がらを表してるよね。
深谷や熊谷、ましてや花袋先生の故郷館林から見たらほんとに”山”だなと感じたに違いないよね。
きっと物珍しさいっぱいの旅になったに違いないよなぁ。
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