2015-05-18 Mon
鉢形城本丸跡にはあの田山花袋先生の碑があるんです。

その碑には
襟帯山河好 雄視関八州
古城跡空在 一水尚東流
とあります。
(襟帯山河好し。雄視す関八州。古城の跡空しく在り。一水尚ほ東流す。)
って読むんだって。

なんだかよく分からないけど、荒川の流れ、そして山、関東平野を見渡せるような絶景の中にある鉢形城跡。さぞその当時は栄えただろうに、今ではそのころをうかがうこともできない、なんてところかな。

いや、ぜんぜん違うって⁈
まあ、その辺は感性に乏しく学のないワタクシめの解釈ということでご勘弁を。
さあ、この花袋先生、子供連れでの旅でこの鉢形城(寄居町)に立ち寄ったんだって。
家族サービスっていう感じの旅行だったんだったんだね。
そんな時にこの漢詩を書き残したんだね。
花袋先生、意外とマイホームパパ。
しかも旅行好き。
そう言えば花袋先生の紀行文はかなり優れてたらしいって記念館にあったもんな。
この旅は飯能ー越生ー小川ー寄居ー長瀞だったらしく、残念ながら深谷市には立ち寄ることはなかった。

でも帰り道にちょっとぐらいは休憩したかもよ。
だからどうした、ってこともないんだけど、ちょっとぐらい深谷のことも書いてよ~って思ったのはワタクシだけ?(笑)
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