2015-05-21 Thu
花袋先生の旅 小川町編(現代版その1)せっかくだから小川町をぶらりと歩いてみましょう。
ちっちゃい街だけど何となく情緒あふれる街並み。
そこへ大型マンションなんかが立ち並んでいたりして、今とひと昔前が混在する昭和後期の雰囲気がプンプン。
周りを濃い緑の山に囲まれて小型な盆地形状のこの街もきっと真夏には暑くなるんだろうな。
そんな街のメイン道路に・・・なんと・・・こんなものが・・・ぎゃああぁぁ!!!

ゴジラの手だって。
最初はオブジェか、お店のディスプレイだと思ったけど、どう見ても普通の民家っぽい。
「差し上げます」って、、、、(汗)

さて、この小川町、和紙が有名だよね。
ユネスコの無形文化遺産に登録されたとか話題になってたもん。
それじゃ道すがら案内板にあった埼玉伝統工芸会館なるものに行ってみようぜ。


おお、道の駅との併設なんだね。
先ずは道の駅から。
美味いうどんに蕎麦に。。。。

ええぇ~、ランチタイム過ぎちゃった、、、あぁぁ、蕎麦も売り切れてる~!

他にも美味しそうなものあったけど、今日のところはしょうがない、勘弁してやろう。
で、工芸会館は、、、おお、さすが世界遺産。

お土産も和紙製品がたくさん並んでるよ。

予約すれば紙すき体験なんてのもできるらしいけど今日はいいや、またの機会に、と。
それはそうと、きっと花袋先生の時代だったらもっとたくさんの職人さんが普通の暮らしの中で普通の仕事として紙すきをやっていたんだと思う。
そのころの職人さん、世界遺産って聞いたらきっとびっくりしちゃっただろうね。
時代の流れってそういうものだし、こうしてこの時代まで受け継がれ、伝承され、評価されたことっていうのはこの街の職人さんにとってはすごい勲章だよね。
世界遺産登録、おめでとう!


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2015-05-20 Wed
花袋先生の旅 小川町編それじゃせっかくだからちょっとだけ花袋先生の旅の道のりをたどってみようか。
逆周りになっちゃうけど、先ずはお隣の小川町ね。
この町には碑みたいなものはないけど、宿泊したのが「福助」というお店。

今もこのお店は割烹店、うなぎ屋さんとして営業している。
しかも、このあたりじゃ老舗の有名店らしいよ。
もう見るからにいい雰囲気を出してる。

できれば入店してそのあたりのことを伺いたかったんだけど、何せ今じゃ高嶺の花となったうなぎ、しかも有名店とくればワタクシのお財布で太刀打ちできないことは明白でしょ。

で、このお店のHPによるところだけの説明になっちゃうけど、ちょっと面白いことが書いてあったよ。
福助は江戸時代安政2年創業の老舗。
店は明治時代に建てられた情緒ある木造3階建で、個室に通されてゆったりと食事ができます。
元々は普通の旅館でしたが、2代目主人の頃に、
知人が吉原から遊女を身請けし、このお店にあずけました。
その遊女がお礼にと生家であるうなぎ屋のタレを教えてくれ、
それからうなぎ料理を出すようになったそうです。
その故事にあやかり女郎うなぎと名乗るようになりました。
主人のみに代々伝えられた秘伝のタレはやや甘めで,脂ののったうなぎと良く合っています。
そう、このお店、「女郎うなぎ」って看板に書いてあったんだけど、なんじゃそれ???って思ってた。

そんな理由があったのねん。
花袋先生、そんなことを知ってこのお店を選んだのかな。
小説のネタにしたら面白かったかも。。。。よ。
花袋先生、そう言うの好きじゃん!(笑)
そんなお宿を発つ前にこんな詩も残してるんだって。
倩車出山駅。
雲湧暁巒冥。
籬落両三里。
搖々酒未醒。
(車を倩して山駅を出づ。雲湧き暁巒冥し。籬落両三里。搖々として酒未だ醒めず。)
そりゃ飲み過ぎだよ!(笑)

そう言えば小川には美味しいお酒の酒蔵さんがあったもんな。
おお、花袋先生、いい旅してるわね~。


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2015-05-19 Tue
本場、大分の味が熊谷に。ちょっとブレイクタイムね。
熊谷市広瀬にあるテイクアウト専門の唐揚げ屋、「山田屋」さん。


ここの他にニット―モール内にも店舗がるそうな。
今、唐揚げといったらすぐに大分って言われるほど有名になってきたね。
だけど、そもそも大分の唐揚げってどういうものかを知らないから先入観なしでいただけるよね。
で、お店のなかはびっくりするほど何もない。

そりゃそうです、注文を受けてから揚げるんだって。
作り置きはしないんだよ。
だからショーケースは不要ってことなんだね。
でも何も参考にするものがないからお姉さんに何が美味しいか聞いてみた。
「人気はモモ、次にムネ、私の好みでいったら皮ですね~」ですって。
それじゃその三種類を100gずつください。
ということで、これがモモね。

そしてこれがムネ。

それからこれが皮で。

いただいてみました。
ちょっとだけ甘みがあるんだね。
このあたりじゃあまり味わえない味。
そっか、漬け込んだたれに秘密があるんだ。
ふ~ん、なるほどね、これが大分、そして山田屋さんの味かぁ。
確かに人気がでるわけだ。
さあ、そうなれば晩酌、晩酌。
もちろん、良く冷えたビ~ルとだね。


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2015-05-18 Mon
鉢形城本丸跡にはあの田山花袋先生の碑があるんです。

その碑には
襟帯山河好 雄視関八州
古城跡空在 一水尚東流
とあります。
(襟帯山河好し。雄視す関八州。古城の跡空しく在り。一水尚ほ東流す。)
って読むんだって。

なんだかよく分からないけど、荒川の流れ、そして山、関東平野を見渡せるような絶景の中にある鉢形城跡。さぞその当時は栄えただろうに、今ではそのころをうかがうこともできない、なんてところかな。

いや、ぜんぜん違うって⁈
まあ、その辺は感性に乏しく学のないワタクシめの解釈ということでご勘弁を。
さあ、この花袋先生、子供連れでの旅でこの鉢形城(寄居町)に立ち寄ったんだって。
家族サービスっていう感じの旅行だったんだったんだね。
そんな時にこの漢詩を書き残したんだね。
花袋先生、意外とマイホームパパ。
しかも旅行好き。
そう言えば花袋先生の紀行文はかなり優れてたらしいって記念館にあったもんな。
この旅は飯能ー越生ー小川ー寄居ー長瀞だったらしく、残念ながら深谷市には立ち寄ることはなかった。

でも帰り道にちょっとぐらいは休憩したかもよ。
だからどうした、ってこともないんだけど、ちょっとぐらい深谷のことも書いてよ~って思ったのはワタクシだけ?(笑)


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2015-05-17 Sun
寄居町散歩 その4この散歩もクライマックスを迎えようとしてる。
寄居町といえば荒川、そして鉢形城。

この鉢形城、ちょっと複雑で色々な方が城主となっていて実にややっこしい。
それだけこのお城が欲しかったんだよ、戦国武将たちは(と思う)
その中でも北条祭りとして受け継がれ、その戦いの凄さを今に語り継がれているのが豊臣秀吉の小田原攻めで前田利家や上杉景勝、徳川家康の家臣の連合軍35000を相手にたった3000で一ヶ月も籠城戦で耐え抜いた北条氏邦さん。

結局は家来たちの命と引き換えに開城したけど、行田の忍城とともに豊臣に抵抗したその勇気ある行動は今でもそこに住む人々の誇りだよね。
ただ、そのころこの場所を玉淀と呼んでいたかどうかは分からないけど、もし玉淀の名だったらちょうど同じ時代に秀吉の側室、織田信長の姪御である淀の方と同じ名のこの土地を戦を用いて血で汚すことをどう思っていたんだろう。
と、そこまで考えるのはいき過ぎかな、なんて思うんだけど、ちょうどその時代に淀の方は鶴松を産み、秀吉を大そう喜ばせたそうなんだよ。
そんなおめでたい時に玉淀から鉢形城を攻めるなんて・・・。

と、そこを北条氏邦は上手く使ったらもっと違った結果になったかもしれない。
結構、昔ってそういうことにこだわっていた部分ってあると聞いたし、後に徳川家康にへんな言いがかりを突きつけられた淀の方と秀頼が困惑したことを考えればそう言うことがあっても不思議じゃないと思うんだけど。
考えすぎ、考えすぎだよ~。
でも、そんなことをひょっと思ってしまうのは、この平和な時代に生まれてくればこそ。
戦国の時代の話をロマンだなんて言ったらたくさんの戦でたくさんの命を散した人々に申し訳ないけど、そんなことを想像するのは決して退屈なことじゃない。

濃い緑と自然の中で思いはどこまででも馳せていく。


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2015-05-16 Sat
寄居町散歩 その3ふるさと文学歩道を歩いていくと、、、、な~んと旅の御坊様に出くわした。

写真じゃ小さくて見えないと思うけど、なんだか時代をスリップしたかのような錯覚に陥ったよ。
カメラを向けるのも失礼かと思い、挨拶を交わしただけでお別れしたけど未だにこういうお方がいるんだな、と。
しかもその場所が・・・・七代目松本幸四郎の別邸跡。

さらりと松本幸四郎っていっちゃったけど、今の松本幸四郎さんのおじいちゃん。
アナの松たか子さんのひいおじいちゃんだね。
そう、押しも押されぬ超有名歌舞伎役者さんだよ。
しかも名人で勧進帳の弁慶は絶品といわれ1600回を超える講演をこなしてるんだって。
よっ、高麗屋、日本一!(松本さんちの屋号だよ)

歌舞伎界のことはよく知らないけど、松本さん家は市川團十郎さんのお弟子さん筋にあたり、市川さんのお家に後継ぎがいなかった時とかには松本さん家から養子を出したりと密接な関係にあるんだってさ。

その市川團十郎さんが亡くなったってつい最近大きなニュースになってたよね。
そんな七代目松本幸四郎さんの別邸「雀亭」がここにあったんだって。

だけどこのお屋敷も不幸なことに管理者がいなくなり空き家同然。
しかもお屋敷は火事で焼失。
う~ん、残念。
そんな跡地を町が借り受け整備し公園「雀宮公園(すずめのみやこうえん)」として一般公開してるんだって。
これって凄いことだよね。
太田市の「中島知久平邸」に匹敵するぐらいすごいと思うよ。
もっと大々的にアピールしたら観光資源として大成功・・・いや、ここはこのくらいひっそりとしている方が良いかもね。
本当に静かな場所で、とっても気持ちよく、できれば内緒にしておきたいような穴場スポットなんだよ。

その辺の兼ね合いって微妙だよね。
ワタクシ個人としては・・・やっぱり、、、このままが良い・・・かなぁ。


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2015-05-15 Fri
寄居町散歩 その2このふるさと文学歩道からは荒川の景勝地、「玉淀河原」に下りることができるんだ。
玉淀とはたまのように綺麗な川の淀みっていう意味なんだって。

その上流にはなんて書いてあるのかわからないけど”玉淀の碑”なんていうのもあるよ。


とにかく”美しい場所”ですよってことなんだろうね。
まあ、とにかく下りてみようよ、その玉淀河原に。
えっ、なに⁈

ええぇぇ~!

これ、大砲かああぁぁぁ~!
なんでこんなものが放置されてんの???
まっ、まさか戦が始まっちまったかぁ~!

って、そんなことはないよね。
実は北条祭りというお祭りの後片付けの最中だったらしい(詳しくはこちら)
そう、対岸にある鉢形城の城主北条氏と豊臣の戦いを再現したお祭りらしい。

ワタクシ、まだ一度もそのお祭りを見たことないしそのお祭り自体知らなかったよ。
こんなに凄い(そうな)お祭りだったら是非来年は観てみたいよ。
それにしてもこの大砲、、、、玉、、、飛んでいくのかなぁ???(まさか、ねぇ 笑)



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2015-05-14 Thu
寄居町散歩 その1花園フォレストや花園道の駅からすぐの寄居町。
この街には前からちょっと気になっているものがある。
先ずはそのひとつ、「ふるさと文学碑歩道」
荒川の河原すぐ近くの生活道路にたくさんの文学碑があるんだって。
もちろん有名な歌人、俳人、作曲家、などなど(らしい)
その中でも超有名人、宮沢賢治さんの句碑も。
賢治さん、森岡高等農林学校2年の時にこの寄居を訪れたらしい。
その時に読んだ歌が文学碑として作られた。


”毛虫焼く まひるの火立つこれやこの 秩父寄居のましろきそらに”
”つくづくと 「粋なもやうの博多帯」 荒川きしの片岩のいろ”
この二句が彫られている。
残念ながらワタクシには意味が分かりましぇ~んが・・・きっとこんな感じかな。
毛虫・・・・うん、ここは桜の木がいっぱいあって毛虫がたぶんいっぱいいたんでしょう。
それを焼いて駆除している様がいかにもこの寄居の町らしいってことかな?
粋なもやう・・・粋な模様のことか。
なるほど、旅館の博多帯が荒川の巨岩の模様に似ているよ、ってところかな。
えっ、違うって?
いやいやその辺はどうかご勘弁えを、、、ワタクシにはわかりもうせん。
それにしても、ここに宮沢賢治が本当に訪れたことは間違いのない事実みたいだね。
そもそもこの道路、とっても良い雰囲気。



しかも、とっても気持ちがいい。


荒川から発せられるマイナスイオン効果なのかな。
こんな小道だったら毎日散歩してもいいよね~。


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2015-05-13 Wed
花・植木の街、花園。ちなみにだけど、この花園直売場の植木コーナーはいち早くリニューアルしてるよ。
とっても綺麗になってる。

大型の植木は少ないけど手軽に植えられるものはとっても充実している。


大谷にある植木センターよりもその点では上かもしれんよ。
さすがに植木・花の街、花園だよね。
もちろん、大量に買い付けたお客様用に軽トラックの貸し出し(時間により有料)もあるし、お庭を綺麗にしたいなという方にはとっても便利だと思うよ。
それとこちらは温室ね。


こっちにもたくさんの花があるから一度覗いてみたらいいと思う。
質の良いランなんかが並んでいて見ているだけでも楽しめるよ。
ともかく暇だけど遠くに行くのは嫌だ、という方には花園インター近隣は最高の遊び場だね。


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2015-05-12 Tue
野暮ったさから一新!花園フォレストから道の駅方面に目をやると何やら工事が行われていた。
おっと、道の駅となりの農産物直売場が新しくなってる。

以前の建屋を今解体中なんだね。
んじゃ、ちょっと新しい直売場を見せていただきましょうか。
おお、なんだか洗練されたスーパーみたいだ。

店の前にも出店スペースもあったりして。

え~っと店内は・・・。
ぎゃあ~、なんと、スーパー並みのレジの数。

他にはないくらいの規模の大きさにあんぐり。
だけど、ちょっと残念。
スペースの大きさに品物の数が追いついていないよ。

まだ新しいし、平日の午後だから品物も少ないのかな。
もしかしたら売り切れちゃったのかも。
それにしてもこれだけの売り場スペースがあったらかなりの農家さんとの契約は必要だよね。
じゃなかったら新しくした意味ないもんね。
ただ以前のような薄暗さや野暮ったさがなくなり、秩父方面やその他の観光地からのお帰りの際のお客様が花園インターに乗る前のひと時を快適に過ごせそう。
また新たな観光スポットの誕生だね。


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