2014-12-16 Tue
知っているようで知らなかった・・・・(みかんの花咲く丘)の故郷
寒いですね。
どんよりした空からは白いものがちらほらと・・・・。
今年初頭のような大雪になることはないとは思うけど、この冬も厳しくなる気配がビンビン。
こんな日は暖かいこたつの中でみかんでも。。。。

なんて考えていると思いだすんですよ。
「みかんの咲く丘 誕生の地」
そんな看板を見かけたことを。
みかんの花咲く丘って童謡ですよね。
小学校の頃、うたったような歌わなかったような・・・・。
あまり思い出もないけど誰でも知っている童謡であることは間違いないよね。
だけどどう考えてもこの地でみかんを作っていたなんてことは考えられないし、どうしてここ?っていう疑問がわくんだよね。
と、言うことで調べてきました。
「みかんの花咲く丘」 作詞 加藤省吾
その加藤省吾先生がここ深谷の地で作ったのだそうですよ。
この加藤先生、ほかにも「かわいい魚屋さん」とか、子供向けテレビ番組の主題歌なんかを作詞しているの超有名人。
その加藤先生、昭和20年の戦時中にご両親が住んでいたこの深谷に疎開。
そして間もなく故郷の静岡を思いこの詩を書いたのだとか。
この詩を改めて読んでみると、情景をたっぷり詩に込められる加藤先生のセンスって半端じゃないし、何となく詩に込められた平和への思いの丈も伝わってきますわな。
だからこそ誰に教えられるでもなく、いつの間にかひとりでに歌える童謡になるんだよね、きっと。
だけど加藤先生がもしこの深谷に疎開してなければこの詩は今頃存在していなかったかもしれないし、逆に戦争なんてものがなければ素晴らしい童謡が今よりもっと多く作られていたかもしれない。
歴史の流れとは色々なドラマを作ってくれる訳ですよ。


そう思うとちょっと複雑な気持ちにもなっちゃうものですな。
で、この歌碑、富士浅間神社(深谷城址公園となり)にあるのですが、これまた歴史を感じさせてくれるたたずまい。

時にはこんな場所でそんな歴史を感じながら心を癒してみてはいかがでしょうか。
もしかしたらみかんの花が咲く時ぐらいに心が暖まるかもよ。
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